日給制や月給制など給与にまつわる各種の違い
仕事をして働いた場合、賃金が支払われますが、その制度や支払い方法には幾つかの種類があります。大きく分類致しますと時給制や日給制、ならびに日給月給制や月給制、更に年俸制などがあります。そして支払い方法では日払いや週払い、あるいは月払いなどがあります。例えば募集案内の給与欄に「時給千円、一日八時間勤務」などと記されている場合では、時給制を意味することが一般的です。また「一日七千円」と記されている場合では日給制となります。月給制と年俸制では、ひと月、一年とそれぞれで基本固定給与額が決まっており、会社を休んで勤務できなかった日や、早退と遅刻などがありましても、その有無に関わらず基本的に固定給与額が支払われます。そして日給月給制でありますが、この制度はその名が示す通り、日給制と月給制の性質を併せ持つ制度です。ベースは日給制でありますが、月給制として基本固定給与額も設定されています。但し月給制と異なる部分は、早退や遅刻や欠勤に応じて、基本固定給与額から控除されてしまうことです。一方、これに似た形態が日給制の月払いです。共にひと月分の賃金が支払われますが、日給制の月払いでは基本固定給与額などは設定されておりませんので、月払い制でありましても、制度自体は日給制になります。